耳コピのコツ 1: なぜ自分は耳を鍛えたいのか、その理由をはっきりさせる

耳コピは1日やそこらでマスターできるものではありません。継続的に、真剣にトレーニングに取り組めるだけの強い動機付けが必要です。イヤートレーニングや音楽理論で音感(絶対音感、相対音感)を学ぶ理由がしっかり理解できてなければ、簡単に挫折してしまうものです。

じゃあ何で耳を鍛えて、音感トレーニングをするのでしょうか?理由は人によって様々ですが、自分が何故耳を鍛える必要があるのか、その理由をはっきりさせておくことは大切です。もしかしたら頭の中でイメージするメロディーを書き起こせるようになるためですか?あるいは他のミュージシャンとセッションで即興できるようになりたいからですか?あるいは単に音大の単位を取るのに必要ですか?動機付けは何であれ、「なぜ」イヤトレをするのか、ということがはっきりしていればいるほど、それを「どのように」行うのかを見定めることが容易になります。また音感トレーニング中も、自分がなぜそれを行っているのかを意識しておくなら、進歩が実感できない苦しい時にでも続けていくことができるでしょう。

ちなみに、耳コピのスキルをマスターし、音感が高まるとこんな良い事があります。

●インプロビゼーション(即興)が簡単になる
●聞いた曲をその場で演奏できる
●頭に浮かんだメロディーを再現できる
●新しい曲を早く覚えられる
●次に来るコードが予測できるようになる
●楽譜やタブ譜に頼らずに曲を覚えられる
●表現力がアップする
●曲全体がどのように構成されているのかを理解できる

私自身にとってはギターソロで即興が上手になりたい、というのがイヤートレーニングを続けて音感トレーニングを続ける強い動機付けでした。始めたばかりの頃は、インターバルを識別するのがギターソロの上達とどんな関係があるのか全く理解できませんでした。しかし耳を鍛えることで、どういう理由かはよくわからないにしろ、即興がうまくできるようになるだろう、という確信めいたものはありました。そしてそれは、正しかったのです。それで相対音感を鍛えるための長くて過酷なトレーニングを何とか修了することができました。その結果ですか?音楽を表現する大きくて新しい数々の武器を手に入れることができたのです!

さて、あなたが音感を鍛えようと思ったきっかけは何ですか?

それをはっきり意識することで、これからの歩みがより楽しく、意義深いものとなるはずです。