2つ、もしくは3つの音が同時に鳴るときにコードが形成されます。もっとも単純な形のコードはトライアド(三和音)と呼ばれ、同時に鳴る3つの異なった音でできています。それらの構成音をコードトーン、またはテンションと呼び、以下のようにアレンジされます:
ルート: | トライアドの根音 |
第三度: | ルートから数えて長3度、または短3度の音 |
第五度: | ルートから数えて、完全5度、減5度、または増5度の音 |
トライアドには4つの基本的なタイプは、メジャー、マイナー, ディミニッシュ、オーギュメントです。ポピュラー音楽ではメジャーとマイナーが主に使われています。 ディミニッシュとオーギュメントはジャズやクラシック音楽でよく使われますが、特別な効果を狙ってポピュラー音楽でも使われることがあります。 これら4つのトライアドのタイプはいずれも、長3度と短3度インターバルを以下のように組み合わせることでできています。
- メジャー: 長3度 + 短3度 (例. C, E, G)
- マイナー: 短3度 + 長3度 (例. C, E♭, G)
- ディミニッシュ: 短3度 + 短3度 (例. C, E♭, G♭)
- オーギュメント: 長3度 + 長3度 (例. C, E, G♯)
以下のデモを使って4つのコードのタイプがどのように作られているか、どのように音が変化するかを試してください。まずルート音を選び、聞きたいトライアドを選んでください。
コードのルート:
Chord name: -
Chord name: -
コードを耳で聞いて認識するには、まずこのコードタイプ、つまりそのコードがメジャーなのかマイナーなのか、ディミニッシュなのかオーギュメントなのか、を識別する必要があります。最初はトライアドを構成する音のアルペジオを歌ったり、コードのトーンが順番に鳴らされるのを聞き分けたりする練習から始めます。
トーン・ツリーとコード・ロックの初級レベルでは、特にメジャーとマイナーのコードのタイプの聞き分けや、コードの構成音を聞き分ける特訓ができます。トーン・ツリーではピアノとギター上で異なるコードの構成音の形を視覚化する練習もすることができます。